本当の心遣いとは


あるカフェでの出来事でした。「ガシャン!」という大きな音で振り返ってみると、お客様がオーダー済みのアイスコーヒーを落としてしまいました。持っていたトレーの上でグラスがすべってしまい、バランスを崩してしまったのです。お客様はとても申し訳なさそうに、「すいません、コーヒーをこぼしてしまって、グラスも壊してしまいました」といって、とても恐縮した様子で片付けを始めようとしてます。このような場合、あなたならどのような応対をすれば良いのでしょうか?壊してしまったものがどんな商品であれ、まず一番に心配しなければならないのは、商品ではなくお客様です。「お怪我はございませんか?」と、いたわりの言葉をかけ、怪我がある場合はすぐに手当をします。お客様は、他人の見ている前ということもあり、とても恥ずかしい思いをしているはずです。お客様が「もう恥ずかしくてこの店には来られない」と感じてしまっては大変です。間違ってもイヤな顔をしたり、お客様を責めるような態度はとらないように気をつけましょう。「こちらこそ申し訳ございませんでした。私どもで片付けますので、お気になさらないでください」と笑顔で応対しましょう。売場で起きたことの責任は店側がとるのが常識です。お客様の緊張を少しでも和らげることこそが、本当の″気遣い″なのです☆★☆

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