判断と提案


お客様に「適当にお願い!」「お任せします」といわれたら、あなたはどうしますか?例えば、「父の日にネクタイをプレゼントしようと思ってるんだけど、適当に選んでもらえる?」などと言われた場合、″適当に″と言われても、正直困ってしまうのが実情です。しかし、お客様は、プロの目で的確に判断して、提案してもらうことを期待しています。この期待に応えることが、販売員としての腕の見せどころなのです。ただし、すべてを任されたからといって、こちらの独断で商品を決めるわけにはいきません。お客様のなかで漠然としているイメージを具体化し、本当に欲しいものに導いてあげることが、販売員に求められている役割だからです。だいたいの好みや予算を聞き出し、そのうえで、条件にあった商品を色やデザイン、素材を変えて2、3点選び、「こちらはいかがでしょうか?」「どちらがお好みですか?」とお薦めします。このときに、「こちらが一番人気があります」「50代の方でしたら、このように明るい色合いのものが好まれます」と、一般的に人気があるものを選ぶと喜ばれます。たいていのお客様は、このような商品を選ぶときに人気があるかどうかを判断基準にすることが多いからです。商品をお客様に見せたら、必ず「イエス」か「ノー」を聞き、候補を絞り込みます。複数の商品のなかから最終的に1つを選ぶことによって、「これは自分で選んだものだ!」という自覚が生まれるからです☆★☆

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