「差別」と「区別」


休日の午後、いつも行っているアパレル店に行った時のこと。花粉対策のために、毎年この時期はマスクをして外出するのですが、近くまで来たので立ち寄ることにしました。店内へ入ってみると、普段は笑顔ですぐに迎えてくれる販売員さんが、いつまでたっても「いらっしゃいませ」も言わず、レジで書類をチェックしています。お店の中にいるお客様は私だけ。とても忙しそうな雰囲気ではありません(涙)。そのまま店を出ようと思ったのですが、どうしても気になるパンツがあったので、こちらから仕方なく「すいません、試着いいですか?」と声をかけました。すると、びっくりした表情で「あっ!大塚さんこんにちは!マスクをしているので気づきませんでした(汗)」と言いました。確かに、普段はマスクをしていないことが多いので、すぐに私だと気づかない場合もあるかとは思いますが、お客様の入店にも気づかない、途中で気づいても今さら「いらっしゃいませ」も言えない、どうせ今日はヒマだからこのお客様も見てるだけのお客様だと決めつけています。明らかに外見で「買わない客」と自己判断しているとしか考えられません。こういったことがあったので、もうこの店には行かないことにしました(涙)。

当然のことですが、お店に入ってきた人は大切なお客様です。販売員には、すべてのお客様に対して平等に接する義務があります。たとえお店の雰囲気に合わないお客様が来ても、外見で判断せず笑顔で応対するべきなのです。「差別」と「区別」は違います。荷物の多いお客様に大きい袋を用意したり、ご年配のお客様には少し大きな声で案内する。こういったことは、”思いやりからくる区別”であり、差別ではありません。この2つを理解したうえでお客様に接していきましょう☆★☆

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