広く浅くの1分間とは


販売員が全員お客様の対応にベタ付きになっていて、ちょっとサイズを質問したいお客様が声をかけられないという状況をよく目にします。試着や商品交換、他店への商品の問い合わせなどで時間をとられてしまうのはやむを得ない部分もありますが、自分が勉強した商品知識を話しているうちに、気持ち良くなってしまって、長々と話し込んでしまうようなケースも多々見受けられます。さらに、販売員さんと話しながらも自分自身で意思決定をしたいお客様もいるのに、空気を読めずにずっと横に付いたままでいてしまい、実はお客様に対してストレスを与えてしまっているというケースもあると思います。そんなことがないよう、接客には”1分間ルール”を設けて、お客様との会話は1分間以内で切り上げるようにすることで、広く浅く、すべてのお客様に対して良い印象を与えるサービスができます。特に週末など、多くのお客様を少人数でフォローしないといけないような場合、それぞれのお客様との接し方に温度差が出ないように気を配ることが大事です。すごく会話が盛り上がっているお客様がいる一方で、声を掛けたくても掛けられずにストレスを感じたり、結局買わずに立ち去ってしまうお客様がいらっしゃるのでは、店全体の雰囲気としても違和感があります。常連のお客様や波長が合うお客様とは、ついつい長く話したくなってしまうところですが、そこはあえてお互いに「もう少し話したいな」くらいでいったん切り上げて、また別のお客様を少し接客した後に続きをお話ししてという感じで、広く浅く、たくさんのお客様にサービスの提供をしましょう☆★☆

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